物憂げで
どこか陰があり
静かで
つかみどころがなく
けだるそうで
退廃的。
そんな、アンニュイな雰囲気を堪能できる洋画を集めました。
特に、フランス映画の空気が好きな方におすすめ。
なんとなく気分が晴れない時は、似たような雰囲気の映画でも観て、ひと休み。
そうやって、ぼんやり過ごす日があってもまあ良いかと、自分を肯定してゆくのです。
『17歳』
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どうしてそんなことを？
問われて、答えられないことなんていっぱいある。
自分でも、自分の心がよくわからない。
そんな、10代特有の危うさを、フランソワ・オゾン監督が捉える。
フランスは18歳で成人。
17歳は、日本でいう19歳のような感覚だろうか。
売春を始めたイザベルの、物憂げな眼差しが印象的なフランス映画。
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『アデル、ブルーは熱い色』
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いろんな音がきこえる。
挿入曲はなく、彼女たちがきいている音を、そのままきいているみたいだ。
歩いたり、食べたり、見つめたり。
どこか愁いを帯びた空虚な眼差しのアデルと、見透かしたような鋭い視線を投げかけるエマ。
ずっとそばにいてほしいと思う人が、男性でも女性でも、そうじゃなくても、別に良いと思う。
そこは、問題ではなくて、普通に恋愛をして傷つきながら生きているのだ。
そんなことを感じたフランス映画。
今でも、アデルの泣き顔が忘れられない。
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『ピュア 純潔』
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スウェーデンの寒々とした空気、弱い日差し、とあるコンサートホール、図書館。
妻子持ちでありながら火遊びをする男と、報われない恋をする若い女。
気だるい雰囲気、物憂げなまなざし、神経質そうに煙草を吸う立ち姿。
彼女のただ者ではない感が伺える、アリシア・ヴィキャンデルのデビュー作。
スウェーデン語の綺麗な響きと、作品を通して流れるベートーヴェン交響曲第7番第二楽章が印象的。
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『うつくしい人』
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人間は不可解なものだ愛する人でさえ
映画『美しいひと』
この作品に共感していては、幸せな恋愛はできないかもしれない。
大学生の頃、初めてこの映画を観て、ひどく共感してしまい、ふとそんなことを思ったフランス映画。
つかみどころのないジュニーに惹きつけられる。
【視聴方法】
でレンタルする
こちらは現在、レンタルショップで借りるか、TSUTAYA DISCASでレンタルするしかないようです。
私はというと、ちゃっかりDVDを手に入れており今でも時々観ています。
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おわりに
以上、アンニュイな雰囲気を堪能できる洋画集でした。
読んでくださりありがとうございました。
ブログ『こころのいどころ』では、現代人が日々を心穏やかに過ごすためのあれこれについて綴っています。
またいつでも遊びに来てください。
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