最近、自力で引っ越しました。
そんなわけで今回は、自分で引っ越しはできるのか・どのくらい大変なのかについて経験談をまとめました。
私たちの移動距離や体力的なところもまとめているので、自力で引っ越すことを検討されている方は判断材料にしていただければと思います。
▼この記事がおすすめな方
- 自分で引っ越しをするのはどれくらい大変か知りたい
- 自力で引っ越しをするのは可能かどうか判断したい
- 自分で引っ越すことを考えているので情報が欲しい
- 自分で引っ越してみたいが大変そうで迷っている
自分たちで引っ越しをしてみた
世の中は引越しシーズンさなかの3月後半。
我が家の突然の引越しが決まりました。
私たちの引っ越し概要
引っ越しが決まったのは、3月上旬。
理由は、住んでいるマンションで急な大規模工事が始まり、騒音のために在宅勤務であるうちの人が離職の危機に陥ったこと。
2週間後には新居にいなければならない、というドタバタの引っ越しになりました。
時期
3月下旬
場所
お隣の県へ
方法
レンタカー(ハイエース)を借りて
日数
2日間で
規模
2人暮らし
2LDK(エレベーターありの4階)から3DK(エレベーターなしの2階)へ
荷物
少なめ ※詳しくは後述
稼働人数
我々2人(24歳男女)
自分で引っ越しをすることにした理由
自分たちで引っ越すことにした理由は、安く引っ越したかったから。
これに尽きます。
ちなみに、私はめんどくさがりの極みのような人なので、お金がかかったとしても業者に依頼したかったのですが…
引っ越しシーズンの真っただ中だったこと、急な引っ越しであるぶん料金も高くなりそうだったこと、個人事業を始めたばかりで節約中だったということなど、諸々の理由もあり、承諾してしまいました。
自分で引っ越してみての率直な感想
率直な感想を羅列します。
- シーズンだったにも関わらずこまごまとした費用をあわせても3万円以下という格安で引っ越しができたので満足
- やり遂げたことに対する達成感がすごい
- やればできるんだという自信になった
- とても大変でしんどかったので2度としたくない
- 我々は在宅勤務で典型的な運動不足人間なうえ、引っ越し先にエレベーターがなかったため、そうでなければもう少し楽なのかもしれない
- あまりおすすめはしないが、どうしても安くあげたいなら挑戦してみるのもあり
そんなかんじです。
自分で引っ越しをするのはどのくらい大変?
私たちはなんとか貯金も体も痛めることなく、無事に自力で引っ越し完遂することができました。
しかし、実に大変だった…
自力で引っ越しするかどうか決めるのにネックとなるのが、結局のところどの程度大変なのかわからないというところだと思うので、もう少し詳細に綴ってゆきたいと思います。
金銭面での大変さ
まず、金銭面について。
これは、自分で引っ越すことで、業者に依頼するより確実に費用を安く抑えることができるため、随分と楽ではあります。
ただひとつ大変な点があるとすれば、もし家具を運んでいる最中に家や共用スペースを傷つけてしまった場合、自費で弁償しなければならない場合がある、というところです。
すべて自分でやれば安く引っ越しはできますが、補償もないので、もし家を傷つけてしまったり、家具や家電が壊れてしまったりした場合は、費用が多く発生してしまうリスクがあるのも事実なため、注意が必要です。
ちなみに私たちは、養生(壁や床を傷つけないように保護すること)をせず、生身の家具たちを生身の家から家へと運びましたが、問題なく終わりました。
心配な場合は、養生テープだけ買って、毛布や段ボールで養生しておけば安心です。
▼金銭面での大変さまとめ
- 業者に依頼するより随分と安くすむ
- その代わり補償もないため家や家具を壊すと費用が発生するリスクがある
体力面での大変さ
次に、体力面について。
これは、引っ越し業者のスタッフをしている友人でもやはり大変だと言っていますが、それを素人2人でやるわけです。
根性は必須でした。
とはいえ、台車とエレベーターさえあれば、大抵の物は余裕で運べると思います。
私たちが体力を消耗したのは、引っ越し先の2階にエレベーターがなく、ひたすら自らの手と足で荷物を運びこんだためです。
冷蔵庫、洗濯機、大型デスク、ソファと、持ち上げるだけでも大変そうな家電や家具たちを抱えて階段を上るハメに…。
無の境地に至る2日間でした。
ちなみに、私たちは2人とも在宅で仕事をしており、典型的な運動不足人間でもありました。
通勤をしていないため、それだけで多くの人よりマイナスなのに、散歩と買い物以外に家を出ることもなく、特別な運動もしていないので、つまりそういうことです。
そんな2人がよく怪我もせずにやりとげたものだと、我ながら感心します。
エレベーターの有無や基礎体力の違いなど、状況が違っていればもっと楽に引っ越しできるのかもしれません。
▼体力面での大変さまとめ
- 台車とエレベーターがあればなんとかなる
- どちらかの家にエレベーターがないならやめておくことをおすすめする
- 普段から運動をしていて体力があるならもう少し楽にできるのかも
長距離運転の大変さ
最後に、長距離運転について。
自力で引っ越す場合、使用する車はハイエースくらいの大きさがないと厳しいため、自家用車が大きくない限りレンタカーを借りることになると思います。
しかし、慣れない大きさの車に重い荷物を積んで知らない道を長時間走る、というのは結構大変です。
普段運転をしていない場合や、運転が苦手、体力に自信がない、という方は引っ越し業者にお願いしたほうが安心安全です。
▼長距離運転の大変さまとめ
- ハイエースくらいの大きさの車を運転する必要がある
- 慣れない車に大量の荷物を積んで知らない道を走るのは大変
- 普段運転をしていない、運転が苦手、体力に自信がないという場合は業者にお願いするのがおすすめ
と、言いながらペーパードライバー2年生と5年生の私たち。
ものすごい集中力と精神力と体力を持っていかれました。
自分で引っ越すと節約できるって本当?
わざわざ自力で引っ越すことを検討されているのだから、節約をしたい・費用を安く抑えたいという方が多いのではないでしょうか。
ここで、気になる金銭面についても詳しくお話しておきます。
自分で引っ越しは節約になる?
自分で引っ越しをすると、だいぶ節約できます。
特に、シーズンであれば引っ越し業者に依頼した場合の相場も高くなるので、そんななか自分たちで引っ越しをすると、規模にもよりますが数万円は確実に節約できるでしょう。
実際、私たちが負担したのは下記の費用のみで、合計3万円以下でした。
- 台車
- 軍手
- 段ボール
- レンタカーとガソリン代
自力の引っ越しにかかった費用と業者に依頼した場合を比較
引っ越し業者に頼んだ場合、いくらぐらいかかるのかについても調べてみました。
私たちの引っ越し条件だと、業者に依頼した場合の相場は12万円だそう。
実際にかかった費用が2万円代だったことを考えると、ざっと10万円くらいは節約できたことになります。
実際どう?金銭面についての感想
思った以上に節約ができて嬉しいです。げっそり
一度は業者さんのサイトで無料見積もりをしてみることをおすすめします。
▼私たちが使ったサービスはこれ
自分で引っ越しはできる?体力や年齢について
ところで、何歳でどれくらいの体力があれば自力で引っ越しができるのでしょう。
と言っても、我々は24歳でこの引っ越しを経験しており、それ以上も以下もわかりませんが…
私たちのスペックを綴っておきますので、この人たちがこんな感じなら自分たちはこんな感じかな、みたいなかたちで判断していただければと思います。
私たちの身体スペック
基礎体力はまずまずの24歳ですが、なにぶん運動不足でして。
どれくらい運動不足かと申しますと、仕事は自宅で座って行い、買い物は3日に1回、散歩はこれまた3日に1回、といった具合です。
そんな生活をかれこれ10ヶ月ほど続けていた頃の、突然の引っ越しでした。
とりあえずこれは大変だということで、引っ越しが決まってからの2週間は筋トレにいそしむ日々でした。
私たちが運んだ荷物
まずマンションの4階と地上を台車で何往復もして、家電や荷物をハイエースに積み込む。
2時間ほど運転した後、それらの荷物たちを全員、地上からエレベーター無しで2階まで運び上げる。
そこからまた2時間かけて戻り、さらにもう1度繰り返す。
2日間で3往復して何とか運びきることができました。
ちなみに、私たちはミニマリストとまではいかずとも荷物は少ないほうだと思っていたのですが、いざ運ぶとなると普通に大変でした。
▼運んだ荷物一覧
- 段ボール大5箱
- 段ボール小10箱
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- 電子レンジ
- 電気ケトル
- 炊飯器
- トースター
- シングルマットレス
- シングル敷布団1枚
- シングル羽根布団1枚
- 掛布団3枚
- 毛布3枚
- その他寝具
- 掃除機
- ギター
- 地球儀
- 1人掛けソファ
- 人をダメにするソファ2つ
- 本棚2つ
- カラーボックス1つ
- 大型デスク2つ
- 椅子2脚
- デスクトップPC2つ
- PCモニター4つ
- テレビ
- ローテーブル
- ビニール袋30袋
ちなみにビニール袋が多いのは、買った段ボールが小さすぎて、入りきらなかった荷物を全てビニール袋に詰め込んで運んだためです。
実際しんどい?体力面についての感想
エレベーターのない2階に荷物を運ぼう、なんてことはもう2度と思いつきません。
自分で引っ越せる距離はどれくらい?
どれくらいの距離なら無理なく引っ越しができるでしょうか。
冷蔵庫や洗濯機、家具やマットレスなどを運ぼうと思うと、トヨタのハイエースほどの大きさの車を運転する必要があります。
普段どれくらい運転しているかにもよりますが、慣れない車に重い荷物を積んで知らない道を走るのは大変なので、移動距離にも注意が必要です。
私たちの運転スペック
何を隠そう、うちの人はペーパードライバー2年生です。
私はと言うと、5年生。
普段はバス、電車移動が基本のため、日常的には全く運転をしていない状態でした。
幸い、運転センス(たとえばアクセルとブレーキの2択ではなく、その中間にアクセルを離して減速する段階がちゃんとあるとか)は、教習所のお兄さんのお墨付きだったため、車幅・内輪差・車間距離・荷物の重さに気を付けつつ注意深く運転することで無事に完遂できました。
それにしても危なっかしいですね。
私たちが移動した距離
私たちの引っ越し先は1時間半ほどの距離でした。
山を1つ越え、お隣の県へ。
ナチュラルに道を間違えたり、マップに細く危ない道へと誘導されながら、実際には2時間ほどかけて移動しました。
片道2時間を3往復。
運転だけでも大変でした。
実際大変?移動距離についての感想
普段運転をしていない人間が、知らない道を大荷物とともに大きな車で走行するのはいただけないですね。
実際に自分で引っ越してみての感想まとめ
やれば、できる。
確かに、安い。
だが、2度としない。
やってみれば意外とできるもので、節約にもなりましたが、やはり大変だったので次はないと思います。
あまりおすすめはしませんが、どうしても安くあげたい場合は、一度やってみるのもありかな?という感じです。
強くなりました。
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以上、とある現代人が自力で引っ越しをして大変な思いをする回でした。
自力でお引っ越しを検討されている方の参考になれば幸いです。
一度は見積もりをしてみてから決定するのがおすすめです。
▼私たちが使用したサイト
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