これは、私がアスペルガー症候群の男性と付き合っていた頃のお話です。
今回は、その頃本気で相手を知ろうとして読んだ本の中から、良かったと思うものをまとめました。
自分と同じような彼女の立場の方が彼と分かり合えること、アスペルガーの方の特性が認知されることで、少しでも生きづらさが軽減されることを願っています。
▼読んでくださる皆様へ
アスペルガー症候群(ASD)と診断済の男性と真剣にお付き合いしていた頃の経験談を、定型発達(未診断)の女性の立場からまとめています。
既にお別れしていますが、時間が経ったいま穏やかに振り返ってみて「あの時、自分や彼にこれができていたら、こういうことを知っていたら、何か違っていたのかもしれないな」「あの時こうして良かったな」「これは失敗だったな」みたいなことを、当時を振り返りながら綴っています。
参考程度にお読みいただくことで、考えるヒントや希望が見つかれば幸いです。
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アスペルガー症候群には猫好きな人が多い?ASDの人が猫を飼うメリット私自身、極端で本質的でわりと生きづらさを感じるタイプなので、思考の部分ではすごく共感するポイントは多くありました。
それでも、アスペルガーの方とはまたものの見方や受け取り方、感じ方や考え方で全然違っている部分もありました。
その感覚の違いを知り、2人としてはどうしていくのがいいかを考えるために読んで良かった本たちです。
コミックエッセイ 隠れアスペルガーさんの才能・仕事の見つけ方
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こちらの本では、アスペルガーの方が職場でどんな状況に陥りやすいかとその対策について、マンガでわかりやすく解説されていました。
著者は、自身もアスペルガー症候群で、発達障がいカウンセラーの吉濱ツトムさん。
当事者の方の本なので、大変説得力があります。
これは私の印象ですが、一見「普通」に見えるけれどそうじゃない、そんな隠れアスペルガーさん(診断されていなかったりグレーゾーンだったり)が意外といちばん、学校や職場で「普通」を強いられて、辛い思いをしているのかもしれません。
この本では、アスペルガー症候群の基本的な特性や、その能力が活きる仕事(環境)の見つけ方などについて知ることができます。
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アスペルガーのパートナーのいる女性が知っておくべき22の心得
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こちらは、タイトルの通り、アスペルガーの彼氏や旦那さんがいる方のために書かれた本です。
個人的には、共感する部分もあれば、シビアな現実を突きつけられた感もありました。
読み終わった後に希望を持つか否かは、その方によるかなぁといった印象です。
傷つきながらも一緒にいたい、どうにか上手くやっていきたい、という方におすすめです。
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ワークブック アトウッド博士の〈感情を見つけにいこう〉1 怒りのコントロール
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こちらは、アスペルガーの子供が不安や怒りをコントロールできるようになるために考えられた、認知療法行動プログラムのワークブックです。
本人はもちろんですが、大人や親御さん、パートナーの方にも参考になる1冊かと思います。
彼がよく怒りを爆発させてしまって、本人も困っていたので購入しました。
年齢を問わず、不安や怒りをうまくコントロールできない場合におすすめです。
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隠れアスペルガーでもできる幸せな恋愛
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こちらは、上でもご紹介した、吉濱ツトムさんの著書です。
先のものがお仕事に重きを置いているのに対し、本書は恋愛のための1冊です。
簡易なアスペルガー診断テストがあり、自分がやってみると40項目中36項目ほど当てはまりました。
この本の「隠れアスペルガー」とは、アスペルガーの気質を持った私のような人も含むニュアンスなのだと思います。
アスペルガーの恋人がいる方や当事者の方はもちろん、アスペルガーの気質がある定型発達の方にも参考になる1冊かと思います。
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おわりに
以上、アスペルガーの彼を知るために私が読んで良かったと思う本をまとめる回でした。
お互いに心を開いて、本気でぶつかりあうような、それこそ身を削るような恋愛は、心も体もボロボロになるし疲れます。
でも、人生にそれだけの相手がいることは本当に尊いことだと、私は別れてしまった今でも思います。
いま付き合いを模索されている方々に、お互いにとって最適な道が見つかりますように。
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